竹内栖鳳展示室

 

Takeuchi Seiho Exhibition room

近代日本画を代表する巨匠のひとりである、竹内栖鳳。年に4回のテーマ展示で、栖鳳の師や弟子たちの作品もあわせて、当館の栖鳳コレクションの多彩な表情をご紹介します。

会期:2019年3月2(土)- 5月12(日)

竹内栖鳳と文芸

 幅広い交友関係を持った竹内栖鳳には、東本願寺第23代法主・大谷句仏(1875~1943)や近江の豪商・柴田源七(1866~1946)など、俳句をよくした友人がいました。彼らの影響から栖鳳は絵画ばかりでなく句作も楽しみ、文芸の世界に通じていました。また浄瑠璃や歌舞伎などの歌舞音曲にも親しみ、打ち込んでいました。

 写生を重んじた栖鳳ではありますが、文芸や歌の知識が彼の作品の着想源となることもしばしばあったことが、残された作品から見て取れます。

今回は、上島鬼貫の句意によって描いた名品《観花》や、絵とともに歌を書き入れた《落椿》などの作品を展示し、栖鳳芸術と文芸の関わりをご紹介いたします。

竹内栖鳳《国歌の意》1934年(昭和9)頃

竹内栖鳳《落椿》1940年(昭和15)頃

竹内栖鳳《観花》1898年(明治31)