「名画ができるまで―下絵を中心に―」

 竹内栖鳳(1864~1942)は、巧みな筆さばきで、対象を的確にとらえた作品を多く残しています。その一方で、残されたスケッチや下絵などの資料からは、対象の入念な観察や、構図の推敲などの苦心の跡も見られます。今回の企画では、栖鳳の数々の名品の完成に至るまでの工程で生まれたスケッチや下絵類を中心に展示し、制作する上で画家が対象をどのようにとらえ、どこに工夫を凝らしたかをご覧いただきます。また、それら資料と関連する当館所蔵の優品も展示いたします。自由闊達な筆致による作品と、作品に至る礎であるスケッチや下絵を、合わせてお楽しみください。

竹内栖鳳《飼われたる猿と兎》左隻 下絵

1908年(明治41)頃

竹内栖鳳《家兎》

1934年(昭和9)

竹内栖鳳《二龍争珠》下絵

竹内栖鳳《二龍争珠》

1940年(昭和15)

※本作は、本展では「複製展示」となります。

竹内栖鳳展示室

 

Takeuchi Seiho Exhibition room

近代日本画を代表する巨匠のひとりである、竹内栖鳳。年に4回のテーマ展示で、栖鳳の師や弟子たちの作品もあわせて、当館の栖鳳コレクションの多彩な表情をご紹介します。