竹内栖鳳展示室

 

Takeuchi Seiho Exhibition room

近代日本画を代表する巨匠のひとりである、竹内栖鳳。年に4回のテーマ展示で、栖鳳の師や弟子たちの作品もあわせて、当館の栖鳳コレクションの多彩な表情をご紹介します。

―栖鳳と水の生き物―

 竹内栖鳳はあらゆるものを観察して描き出しました。魚などの水の生き物もその例にもれず、軽妙な筆づかいによって生き生きとした魚たちの姿をとらえた優品の数々を残しています。その著作の中でも「新鮮な魚の色は美しい。陸の花より美しい。だから私は魚が海の中に住んでいる時は、どんなに美しいのだろうかと、想像をめぐらせている。」という言葉を残しており、画家として魚の持つ美しさに惹かれたことを語っています。

 本企画では、栖鳳の魚や海老、蛙などを描いた作品や習作、スケッチ等の資料を展示します。また、彼の師にあたる画家、土田英林や幸野楳嶺の作品、楳嶺が所蔵していた資料の中の魚もご覧いただきます。栖鳳が学んだであろう明治初期の京都に根付いていた魚の描写と、栖鳳の作品を合わせてお楽しみください。