美術館について
■海の見える杜美術館
当館は、瀬戸内海を一望する自然豊かな高台にたつ美術館です。竹内栖鳳を中心とした日本近代絵画、ヨーロッパの香水瓶、中国清朝の版画や、日本前近代の物語絵巻などの特徴あるコレクションで知られています。年に3〜4回の展覧会を開催し、コレクションを公開します。さまざまな国や地域の多様な芸術文化遺産と、ご来館の皆様のユニークな体験の橋渡しができるよう、ワークショップなどの教育普及活動も行っています。
■杜の遊歩道
世界文化遺産・厳島神社を擁する瀬戸内海に臨む恵まれた立地を生かし、美術館へのアプローチ「杜の遊歩道」を散策の路として整備しました。“自然・人・文化の融和”をテーマに、四季折々の草花をお楽しみいただける憩いの場として公開されています。どうぞ、美術館への行き帰りに豊かな自然に親しむひとときをお過ごしください。
■沿革
当館は、創設者・梅本禮暉譽の「美術品は私有するべきものではなく、公のものとすべきである」という理念に基づき、1981年「王舍城美術寳物館」として現在の地に開館しました。2005年には、より多くの方に親しんでいただけるよう「海の見える杜美術館」と名称を変更。館内の全面改装と同時に、“自然・人・文化の融和”をテーマに美術館へのアプローチに「杜の遊歩道」を整備し、豊かな自然と美術作品をあわせてお楽しみいただける施設としてリニューアルオープンいたしました。2014年12月から耐震工事のため休館しておりましたが、2018年3月より内装も新たに活動を再開いたしました。
■活動方針
- 美術作品とその周辺資料の収集、保存、調査・研究、公開、これに関わる教育普及活動を行います。
- 展覧会や出版物、データ公開を通して研究成果の公開を積極的に行います。
- 国内外の美術館等文化施設や研究組織とのネットワークを築きながら、継続的・国際的な美術館活動を目指します。
- 近隣の美術館等文化施設、教育機関との連携を行い、地域への文化的貢献を目指します。
- 広島は戦争のもたらす惨禍の象徴ともいえる、原爆投下という悲劇のおこった場所です。
この地にある美術館のひとつとして、世界の芸術文化にみる多様な価値観の紹介を通して、相互理解と共生の点に立った社会平和の実現に努めます。
■ロゴマーク
豊かな自然——眼下に広がる風光明媚な瀬戸内海と、四季の彩りを見せる木々の杜——の中で、美術品を通して人間の歴史と文化に出会う。そのような場になりたいという想いをこめて、「海の見える杜美術館」の名をつけました。ロゴマークの縦の線は、過去・現在・未来へと続く時間を、横の線は、多様な文化を持つ全ての人々が共存する世界を象徴しています。
2本の線は、海と空の色をうつした基本のロゴカラーをベースに、季節に応じて変化していきます。
■基本情報
名称 | 海の見える杜美術館 |
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館長 | 相澤正彦 |
博物館法による分類 | 登録博物館 |
所在地 | 〒739-0481 広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701 |
TEL | 0829-56-3221 |
FAX | 0829-56-0661 |
ホームページ | https://www.umam.jp |
お問い合わせ | info@umam.jp |