グランドカバーとしてよく使われます。
旺盛な繁殖力があるので、ほうっておくとどこまでも増えていきます。
もりひこ
らせん状に花をつける山野草です。
古くから日本に自生しています。
特徴的な花なので、昔の歌にどのようによまれたのか興味がわいて調べてみたのですが、「間違いなくネジバナをうたった歌」とするには諸説あるようなので、あくまで個人的な楽しみとして「ネジバナに関係するかもしれない歌」をあげてみました。特に最後の『源氏物語』所収の歌は、想像の翼をはためかせています。
みちのくの-しのふもちすり-たれゆゑに-みたれそめにし-われならなくに
河原左大臣(源融)
『小倉百人一首』 014
みちのくの-しのふもちすり-たれゆゑに-みたれむとおもふ-われならなくに
河原左大臣(源融)
『古今集』巻14 恋歌4 724
かすかのの-わかむらさきの-すりころも-しのふのみたれ-かきりしられす
『伊勢物語』1段
てにつみて-いつしかもみむ-むらさきの-ねにかよひける-のへのわかくさ
『源氏物語』第5帖
参考資料:「国語大辞典」(小学館、1981年、第一版)より転載
もじずり【捩摺】①=しのぶずり(忍摺) ② 「ねじばな(捩花)」の異名
しのぶもじずり【忍捩摺】=しのぶずり(忍摺)
しのぶずり【忍摺・信夫摺】(「信夫」は地名。奥州信夫郡。現在の福島県福島市―追記もりひこ)
忍草の葉を布帛に摺りつけて染めたもの。その模様の乱れた形状から、しのぶもじずりともいう。
もりひこ
7月1日のブログで「はっきりとした名前がまだわからないのですが・・・・」とおことわりして紹介したユリですが、専門の方から、写真で見る限りですが「ヒメユリやオニユリなどが育種に関与した、スカシユリ系の園芸品種と思われる」とのご連絡を頂きましたので報告いたします。
花の色、花被片の点の様子、花被片の反り返り方、葉の付け根のムカゴほか、様々な特徴を順々にご検討いただいたのですが、花の世界は広くて深いものだなと実感しました。
広島市植物公園 濱谷修一さま ご連絡有難うございました。http://www.hiroshima-bot.jp/
もりひこ