ネジバナの花

らせん状に花をつける山野草です。

20140714 ネジバナの花 (1)

古くから日本に自生しています。

20140714 ネジバナの花 (3)

特徴的な花なので、昔の歌にどのようによまれたのか興味がわいて調べてみたのですが、「間違いなくネジバナをうたった歌」とするには諸説あるようなので、あくまで個人的な楽しみとして「ネジバナに関係するかもしれない歌」をあげてみました。特に最後の『源氏物語』所収の歌は、想像の翼をはためかせています。

みちのくの-しのふもちすり-たれゆゑに-みたれそめにし-われならなくに
河原左大臣(源融)
『小倉百人一首』 014

みちのくの-しのふもちすり-たれゆゑに-みたれむとおもふ-われならなくに
河原左大臣(源融)
『古今集』巻14 恋歌4 724

かすかのの-わかむらさきの-すりころも-しのふのみたれ-かきりしられす
『伊勢物語』1段

てにつみて-いつしかもみむ-むらさきの-ねにかよひける-のへのわかくさ
『源氏物語』第5帖

参考資料:「国語大辞典」(小学館、1981年、第一版)より転載
もじずり【捩摺】①=しのぶずり(忍摺) ② 「ねじばな(捩花)」の異名
しのぶもじずり【忍捩摺】=しのぶずり(忍摺)
しのぶずり【忍摺・信夫摺】(「信夫」は地名。奥州信夫郡。現在の福島県福島市―追記もりひこ)
忍草の葉を布帛に摺りつけて染めたもの。その模様の乱れた形状から、しのぶもじずりともいう。
20140714 ネジバナの花 (2)

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リョウブの花

リョウブの花が咲き始めました。
20140713リョウブの花 (4)

「杜の遊歩道」の美術館側入口では、木の上から花をまぢかにながめることが出来ます。
20140713リョウブの花 (1)

これから枝々の先がいっせいに白い花でおおわれていきます。
20140713リョウブの花 (5)

 

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ルドベキアの花

20140712ルドベキアの花 グロリオサデージー (1)

緑に映える黄色い花が、駐車場と美術館を結ぶ送迎シャトルの車窓からお楽しみいただけると思います。

20140712ルドベキアの花 グロリオサデージー (2)

晴れのときも、雨のときも、空に向かってまっすぐ花を開きます。


20140712ルドベキアの花 グロリオサデージー (3)ルドベキアには色々な種類があるのですが、この花はグロリオサデージーという種類です。

 

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続報 真っ赤なユリ

7月1日のブログで「はっきりとした名前がまだわからないのですが・・・・」とおことわりして紹介したユリですが、専門の方から、写真で見る限りですが「ヒメユリやオニユリなどが育種に関与した、スカシユリ系の園芸品種と思われる」とのご連絡を頂きましたので報告いたします。

20140630真っ赤なユリ (2)

花の色、花被片の点の様子、花被片の反り返り方、葉の付け根のムカゴほか、様々な特徴を順々にご検討いただいたのですが、花の世界は広くて深いものだなと実感しました。

広島市植物公園 濱谷修一さま ご連絡有難うございました。http://www.hiroshima-bot.jp/

 

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ジャノヒゲの花

別名リュウノヒゲとも呼ばれます。

20140706ジャノヒゲの花 (3)

青々と茂る葉の間に、白い小さな花が咲いていました。

20140706ジャノヒゲの花 (2)

背丈がとても低いうえ、うつむき加減に花が咲くので、地面すれすれまでかがんでようやく撮影する事が出来ました。

20140706ジャノヒゲの花 (1)

 

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ランタナの花

和名はシチヘンゲ(七変化)。

20140703ランタナの花 (1)

中心から外へと色を変えながら開く花々が、花火のようにみえました。

20140703ランタナの花 (3)

6~10月ごろ、夏の長いあいだ咲き続けます。

20140703ランタナの花 (2)

花言葉は「合意、協力、確かな計画性」だとか、
竹内栖鳳展に向けての打合せ中、花言葉の話題でちょっとだけ盛り上がりました。

 

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ギンバイカの花

ギンバイカの花が咲いていました。

20140702ギンバイカ の花 (1)

5枚の花弁と中央に広がるおしべはちょっと梅の花に似ています。

20140702ギンバイカ の花 (2)

これから次第に純白の花でおおわれてゆくことでしょう。

20140702ギンバイカ の花 ( 3 )

古代ギリシアや古代ローマで愛と美の女神に捧げる花とされ、むかしから結婚式などの祝いごとにもちいられてきました。英国王室でもこの伝統は引き継がれていて、2011年のキャサリン妃が持たれたウエディングブーケにもあしらわれていました。

 

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