つぼみをつつむ真っ白なガク片が、はらっと落ちて、中から黄色い花が登場します。
撮影をしていると、カッコウやウグイスの美しい声が聞こえてきました。
人は喉の調子を整えるのに、ナンテンの実のエキスを利用したりしますが、鳥の澄みわたる鳴き声は、好んで食べるナンテンの実に関係があるのでしょうか・・・。
もりひこ
つぼみをつつむ真っ白なガク片が、はらっと落ちて、中から黄色い花が登場します。
撮影をしていると、カッコウやウグイスの美しい声が聞こえてきました。
人は喉の調子を整えるのに、ナンテンの実のエキスを利用したりしますが、鳥の澄みわたる鳴き声は、好んで食べるナンテンの実に関係があるのでしょうか・・・。
もりひこ
美術館に行く途中、「杜の遊歩道」の道の上でタマムシを発見しました。
この時期ということは、成虫になったばかりでしょうか。
なにかと戦って、疲れ果てた様子でした。背中が少しへこんでいます。
すくいあげて道から山中へ離すと、わずかに飛んで地面に着地しました。
がんばれタマムシ。
もりひこ
6月に海杜を訪れると、あちらこちらの木の上の方に、白いフサフサをつけたクリの木が見えます。
奥の建物が海杜 右側の高い木がクリの木です。
若山牧水の歌が思わず頭をよぎります。
―水無月の 山越え来ればをちこちの 木の間に白く 栗の咲く見ゆ―
木の根元に立つと、大きく張った枝が日差しを柔らかくして包み込んでくれました。
やはり頭によぎるのは童謡唱歌「大きなクリの木の下で」です。
詩を広げると童謡のおおらかな世界にひきこまれました。
―大きな栗の木の下で 大きな夢を 大きく育てましょう 大きな栗の木の下で―
「大きな栗の木の下で」3番 作詞者不詳 訳詞 阪田寛夫。
遥か高みに見える花には近づけませんでしたので、落ちた花穂を撮影しました。
これは雄花です。この花穂の根元にあった雌花が木に残っていて今からイガが出てやがてあの栗の実になるはずです。
もりひこ
美術館の入り口でいつもあいさつを交わすナツメの木。
近寄って見ると、葉っぱの付け根にたくさんの花を咲かせていました。
そういえばこんな歌がありましたね。
・あの子はだあれ だれでしょね なんなんなつめの 花の下
お人形さんと 遊んでる かわいい美代ちゃんじゃ ないでしょか
(作詞 細川雄太朗 作曲 海沼実 「あの子はたあれ」 1番の歌詞)
美術館入り口のナツメの木には被爆という戦争体験がありますが、この歌は戦時下という状況によって詩が変えられたという戦争経験があります。
“キングレコードでレコード化の際に、ディレクターの柳井尭夫が「戦時下に『泣く子』とはけしからん。『あの子』にしては?」と改作を申し出、そのほかの部分に至るまで、大幅な改作が行なわれました。” この改作のいきさつは、海沼実(實の孫)著『童謡 心に残る歌とその時代』(NHK出版、平成15年発行)に紹介してあります。さらに、柳井は以前に『仲よし小道』(三苫やすし作詞・河村光陽作曲)をヒットさせていたことから、縁起を担いで、原詩第一節の「ミーちゃん」(原詩の表記はミーチャン)を「みよちゃん」に変えました。第二節の「ユーちゃん」(原詩の表記はユーチャン)も、海沼と柳井にとって共通の友人で戦死した「内田憲二=けんちゃん」に変えます。<ウェッブ『池田小百合なっとく童謡・唱歌』による>
もりひこ
ついこのあいだ地面から小さな芽が出たと思ったら、あっという間に1~2メートルの高さに成長して群れていました。
枝の先には花穂がついています。
毒性があるので食べる事は出来ませんが、やがてブルーベリーのような黒く柔らかい実になります。
その果汁は美しい赤紫色をしているので昔は万年筆などのインクに用いられていたようで、英名は inkberryといいます。
もりひこ
杜の遊歩道内のレストラン、セイホウ・オンブラージュのすぐ下にある池の水辺にカラーが生えています。
そばには近づけないので、泥団子広場の上の道から撮影しました。
池のほとりに花を見つけたとき、季節はずれに咲いた水芭蕉かと一瞬思ってしまいました。
しかし里いもに似た大きな葉っぱは紛れもなくカラー。
江戸末期にオランダから日本にやってきたサトイモ科ミズバショウ属の多年草。
和名「阿蘭陀海芋(オランダカイウ)」です。
もりひこ
小さな花が咲き始めました。
つぼみはマシュマロのようです。
とてもかわいらしい花なのに、実が「ネズミの糞」に似ていることからネズミモチという名前がついたのだそうですが・・・。さすがにそれは今では見る事がないので確認はよしておきます。
もりひこ