ノシランの花

すらりと細い緑の葉の茂みから、白い花を鈴なりにした花穂が伸びています。

20140821ノシランの花 (3)

漢字で書くと熨斗蘭。ミズヒキ同様に贈答のしるしをイメージして名付けられたようです。

20140821ノシランの花 (2)

名前はノシランですが、ラン科の花ではありません。ジャノヒゲの仲間です。

20140821ノシランの花 (1)

 

もりひこ

ヤブガラシの花

ヤブガラシの花はとてもユニーク。

20140815ヤブガラシの花 (1)

雌雄異熟といって、ひとつの花にある雄性と雌性が、時間的にずれているのです。

20140815ヤブガラシの花 (3)

花が開くと、雄しべはすぐに花粉を降り注ぎ、半日ほどで散ってしまいます。
中央の花柱(雌しべ)はその間に成長します。
花盤の蜜に虫たちがよってきます。

20140815ヤブガラシの花 (2)

やがて花盤がピンク色に変わり、花の終わりを告げます。

 

もりひこ

タカサゴユリの花

20140813タカサゴユリの花 (2)

テッポウユリによく似ていますが、8月に咲くのはタカサゴユリ。

20140813タカサゴユリの花 (3)

種子がたどり着いた場所が開けていると群生しますが、

20140813タカサゴユリの花 (1)

美術館入口前の、亀石のまわりに群生するタカサゴユリのつぼみ。

連作障害のためか、いずれその地から姿を消して、次の場所へ移るそうです。

 

もりひこ

カヤツリグサの花

20140812 カヤツリグサの花 (2)

眼に美しく花びらが開くわけではありませんが、

20140812 カヤツリグサの花 (3)

小穂が花序をなして花火のようにみえます。

20140812 カヤツリグサの花 (1)

三角形の茎を割くと、蚊帳の形に似るのでカヤツリグサと呼ぶのだそうです。

 

それではやってみます。

カヤツリグサの茎を準備します。
20140812 カヤツリグサの花 (4) カヤツリグサで蚊帳を作ってみた

左から割きます。
20140812 カヤツリグサの花 (5) カヤツリグサで蚊帳を作ってみた

90度角度を変えて、右から割きます。
20140812 カヤツリグサの花 (6) カヤツリグサで蚊帳を作ってみた

広げます。
20140812 カヤツリグサの花 (7) カヤツリグサで蚊帳を作ってみた

吊ってみます。
20140812 カヤツリグサの花 (8) カヤツリグサで蚊帳を作ってみた

こんな感じでしょうか。

 

もりひこ