里山に茂る山野草

当館が、木々鬱蒼としげる豊かな自然の山中に開館して、はや30年を迎えます。

次第に道路や遊歩道が整備されて、今ではご来館の皆様には春の桜、秋の紅葉をはじめ、四季折々の自然をお楽しみいただけるようになりました。

山野草の持つ人知の及ばない造形には、満天の星空を見る時の、遠い深い世界へと吸い込まれるような感覚を味わうときもあります。

20140522里山に茂る山野草 (3)ノアザミ

20140522里山に茂る山野草 (5)ノイバラ
20140522里山に茂る山野草 (4)タニウツギ

今から梅雨を迎えますが、この時期ならではの自然が織りなす競演を、当館でお楽しみになりませんか。

20140522里山に茂る山野草 (1)ササユリ
20140522里山に茂る山野草 (2)ウラジロ

 

もりひこ

ムラサキカタバミ

路傍のあちらこちらにムラサキカタバミが咲いています。

00ムラサキカタバミ (1)

江戸時代末期に輸入された植物ですが、今では日本中に広まって
とても可憐な花が目を楽しませてくれます。

00ムラサキカタバミ (2)

ちなみに、「繁殖力が強く、畑地では難防除の雑草となっており、在来種と競合するおそれがある」として、環境省から『要注意外来生物リスト』に挙げられているので、その繁殖には注意が必要です。

 

もりひこ

バラ園だより

プリンセスと名の付くものを中心として、王侯貴族にゆかりのバラが数多くありますが、
今花を結んでいるのは

20140517バラ園だより (1)
“マサコ”

1994年にイギリスで作られた、ふわりとしたピンクの花びらが幾重にも優しくかさなる、豪華で香り高い花です。

 

バラ園の近く

すぐ上にある桜の園の横に、椿の並木があります。
どの品種の椿も花を落としていて、夏を迎える準備ができたんだなあと思っていると、
コンロンコクがまだ枝の奥にこっそりと花をつけていました。
20140517バラ園だより (3)

 

もりひこ

ムカシヤンマ!!? 追加報告

5月12日に『ムカシヤンマ!!?』と紹介したトンボについて、広島市森林公園こんちゅう館さまより、-このトンボはムカシヤンマで間違いないですよ-とのご連絡を頂きました。

20140516ムカシヤンマ追加報告

広島県では“準絶滅危惧”に指定されている昆虫のようです。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/47/j-j2-reddata-koncyuu.html

これからも種を絶やすことなくこの杜で元気に育ってほしいものです。

広島市森林公園こんちゅう館さまご連絡有難うございました。
http://www.hiro-kon.jp/

 

もりひこ

通ります…

雨の降る中歩いていたら、今年初めてのカタツムリに出会いました。

20140515「通ります…」
ゆっくりと道を横断していました。左に頭があります。

この道は車も通るので危ないかなと思い、脇によけておきましたが、今思い返すと彼の進行方向と逆の場所でした。悪いことしましたね。懲りずにまた横断にトライしていただきたいものです。

 

森下麻衣子

サクランボとバラ そしてアナグマ!

梅雨がすぐそこまでやってきました。
皆様にお楽しみいただきました「花と宴」展も残すところあと2週間です。
展覧会の初めのころ、満開の花で迎えてくれた桜も今は実桜。

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!オオシマザクラの実桜 (2)

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!サクランボ (2)
↑ソメイヨシノ

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!タヌキ (10)
↑サクランボ 熟したら小鳥が一番についばみに来ます
(人にはご遠慮いただいております)

 

バラはチャイコフスキーになりました。
20140512バラとサクランボ そしてタヌキ! チャイコフスキー  バラ園 (9)
↑チャイコフスキー

 

バラ園で、ふと空を見上げると、藤に似たニセアカシアの花がもうすぐ開花を迎えようとしていました。

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ! ニセアカシア バラ園 (6)
20140512バラとサクランボ そしてタヌキ! ニセアカシア バラ園 (5)
↑ニセアカシア

海の見える杜美術館の入り口、杜の遊歩道は、いつ来ても心を和ませてくれます。

 

もりひこ

 

追伸

20140512バラとサクランボ そしてタヌキ!バラ チャイコフスキー (3)
遊歩道を散策していると、アナグマ(ムジナ)が出てきました。

 

 

 

 

ナツメの木

美術館の入り口にナツメの木があります。

20140504 ナツメの木 (1)
     ↑ナツメの木

 

 

原爆で被爆し、瀕死の状態でここに植樹されたものです。
それから数十年、みごと再生を果たし、ことしも新芽が力強く吹きました。 20140504 ナツメの木 (2)

 

カエデの新緑が目に鮮やかな季節です。
花と宴展に彩を添えています。
20140504 ナツメの木 (3)
美術館の内部では、今秋の特別展示「生誕150年記念 竹内栖鳳」展の準備が着々と進んでいます。そのころには真っ赤に色づく紅葉になるのでしょうね。

 

もりひこ