「杜の遊歩道」の美術館側入口では、木の上から花をまぢかにながめることが出来ます。
もりひこ
現在、11月1日から始まる竹内栖鳳展の展示案を考えている最中です。
以前のブログ記事(花と宴展プレ公開1 第一・二展示室、花と宴展プレ公開2 第三・四展示室)でもご覧いただいたように、当館はいつも展示案を考える際に模型を使うのですが、栖鳳展のためにもりひこがさらに大きな模型を手作りしました!
この模型を囲みながら、どうやって作品を展示しようかとスタッフで話し合いをしています。
展示したい作品はたくさんあるけれど、見やすく安全に展示できなくてはなりません。何度も案を練り直しています。
もうここには展示できないのでは…と思えても、話し合いの中で、「壁を取り払えば大丈夫!」「ケースを作れば展示できる!」などなど、思いも寄らないアイデアが出てきます。
今後も検討を重ねて、栖鳳とその作品の魅力がいっぱい詰まった展示にしたいものです。
それにしてもこの模型よく出来ていますよ!実際の美術館の1/20の大きさです。
階段までバッチリ再現。
これに色を塗って、作品の模型を入れるのが楽しみです。雰囲気が出るように人間の模型も入れたらいいと思います。
森下麻衣子
「生誕150年記念 竹内栖鳳」特設ページはこちら
7月1日のブログで「はっきりとした名前がまだわからないのですが・・・・」とおことわりして紹介したユリですが、専門の方から、写真で見る限りですが「ヒメユリやオニユリなどが育種に関与した、スカシユリ系の園芸品種と思われる」とのご連絡を頂きましたので報告いたします。
花の色、花被片の点の様子、花被片の反り返り方、葉の付け根のムカゴほか、様々な特徴を順々にご検討いただいたのですが、花の世界は広くて深いものだなと実感しました。
広島市植物公園 濱谷修一さま ご連絡有難うございました。http://www.hiroshima-bot.jp/
もりひこ
今年11月1日から開催する、生誕150年記念『竹内栖鳳』展のチラシが出来上がりました。
ボランティアスタッフの力をおかりして、発送作業を行いました。
一人でも多く、皆様のお手元に届くことを願っています。
竹内栖鳳は、近代日本を代表する画家のひとりです。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.umam.jp/seiho/
うみひこ
展覧会のチラシが届きました。
北海道北見市、北網圏北見文化センターから…。
もしかすると、当館に届く中で一番遠い展覧会のチラシかもしれません。
後輩が北見で学芸員として頑張っていて、たまに案内を送ってくれるのです。「ご来館、お待ちしています」と書いた手紙とともに。その文面の軽さに、広島県廿日市市と北海道北見市の距離がどれだけあるか、忘れそうになります。あれ、結構簡単に行けるかも…?
後輩曰く、このデジタルアートの「天空のキャンバス KAGAYA星空アート」展、絵だけでなくプロジェクションマッピングあり、衣装を着て絵の世界に入りこんでのなりきり写真コーナーあり、併設のプラネタリウムでの作品上映ありの、かなり「ラグジュアリー」な展覧会なのだそうです。
北網圏北見文化センターへのリンクはこちら↓
http://business4.plala.or.jp/bunsen21/
面白そうです。私も行けたら行きたいです。行けたら…。
ちなみに当館では、各館からのお知らせのチラシ・ポスターは1Fエレベーター前のコーナーにおいてあります。
スペースに限りがあってなかなか難しいのですが、コーナーの担当者が展覧会の時期などを見てこまめに手入れをしながら、いただいたお知らせは全て(!)出しています。
先ほど述べた北網圏北見文化センターのチラシもこちらにお出ししておきますね。
ご来館の際には、是非こちらのコーナーで全国の美術館・博物館のチラシもお持ち帰りくださいませ。色々な展覧会に行きたくなることと思います!
森下麻衣子
仏教の経典は「法身舎利(ほっしんしゃり)」と呼ばれることがあります。これは、経典は釈迦の教えを書き記したものであるから、舎利(釈迦の骨)にも等しい価値を持つものである、という意味です。
こうした考えにより、経典は仏そのものと同等の存在であると見なされ、崇拝の対象となりました。そして経典が崇拝の対象となるならば、経はそれにふさわしいかたちでなければならないということで、美しい意匠が施された写経が数多く制作されました。こうした経を、「装飾経」と呼び習わします。
とりわけ平安時代に天台宗により幅広い階層に広まった経典である『妙法蓮華経(法華経)』は、仏道にまつわる造形活動を「作善(さぜん)」、つまり仏教の善行のひとつとして説いていることから、時の貴族たちの間では、きらびやかに飾り立てられた『法華経』を作って供養することが、一種のステータスシンボルにもなっていました。
今回ご紹介する《妙法蓮華経 巻第五》は、こうした歴史的な背景のなかで作られた装飾経のひとつです。
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