1ヶ月も前の美術館鑑賞についての報告を今するのも…といった感じなのですが、名古屋にある徳川美術館と愛知県美術館に行きました。
1つめにご紹介するのは現在徳川美術館で開催されている「茶の湯の名品」展。
大学院時代の後輩が「初めて担当した展覧会が始まった」と連絡してきてくれたので、それは見に行かないといけないよな、と思いまして(義理堅い性格ゆえに)、お邪魔してきました。
結論から言って、とっても見ごたえのある素晴らしい展示でした。
まず目に入るのが「君台観左右帳記(くんたいかんそうちょうき)」。室町時代の、お茶席等の会所の飾り方を書いたものです。これにより、室町時代の美意識がわかります。「わび」「さび」など、簡素な印象がある室町のお茶の世界ですが、結構もりだくさんに色々飾っていたんですよ。
今回、第一室はできるだけ「君台観左右帳記」の飾り方にならって展示したとのこと。なので、貴重な台(作品)の上にこれまた貴重なお茶碗をおく、なんてところも見られるのです。とっても雰囲気のある展示になっています。
展示方法もひっくるめて徳川美術館の魅力なんですね。
歴代の将軍が好んだお茶道具をその人ごと並べて展示する部屋もあり、私のようにお茶の世界になじみの無い人間にもとても親しみやすい展示でした。
なにより後輩が頑張っている姿にとても元気づけられました。先輩も頑張るわ…今休館中だけど。
こちら、11月8日までの展示となっています。お近くの方もそうでない方も是非!
余談ですが、後輩と会ってお話する時間があまりなくて、肝心なことを言い忘れました。
最近、「刀剣乱舞(通称とうらぶ)」という刀を擬人化したシミュレーションゲームに徳川美術館の所蔵の日本刀「鯰尾藤四郎」が出ているのですが、私はそれがうらやましくてならない。
「所蔵作品がイケメンに擬人化されてしかもそれに人気声優が声をあてるなんていーなーっ!」…先輩としてこのことを本当は伝えたかった。
…まさか刀が擬人化されてゲームになるとはな~。うらやましぃぃいーっ!きーっ!
名古屋美術館めぐり②愛知県美術館編に続く!!