廿日市市にある、アートギャラリーミヤウチ、ウッドワン美術館、はつかいち美術ギャラリー、海の見える杜美術館の4施設が集まって、「はつかいちアートレゾナンス」という美術館、ギャラリー施設のネットワークをつくりました。「レゾナンス」とは「共鳴」「反響」「響き」「余韻」などを意味する言葉です。私たちが連携することで影響を受け合い「共鳴」し、私たちだけでなくアートに触れる皆さんの中に色々な「反響」や「余韻」を生み出し、ちょっとした気づきや生活していくうえでの活力になることを願い、この名前をつけました。
そんなはつかいちアートレゾナンスの活動第一弾は、4月1日(日)、はつかいち桜まつりに参加して行ったワークショップでした。当日はお天気に恵まれて、桜も満開。おかげさまで50人以上の方に参加していただきました。今回はCDにカラフルなシールを貼って「カラフルCDスピナー」を作ってもらいました。
スピナー、という人気グッズの名前を拝借しましたが、つまりコマです。CDに好きなシールを貼って穴にビー玉を取り付けたらできあがり。白い面にカラフルに貼られたシールが描く模様だけで十分かわいいですが、回してみると思いもかけない色の渦が生まれてまた夢中になります。2〜3歳の小さいお子さんから大人まで誰でも簡単に作れますが、シールの貼り方によってコマが回ったときの表情が違って、なかなか奥が深いです。慎重に考えて規則的にシールを並べる子もいれば、直感にまかせて好きな色を思いつくままに貼っていく子も。余白をたっぷり残すシンプルなものから、埋め尽くす様にシールを貼ったものまで、作り方もできあがりも皆さん個性豊かで、見ている私たちもとても楽しく過ごすことができました。
順調なスタートを切ったはつかいちアートレゾナンス。海の近くから山間部まで、自然豊かな廿日市市の中に点在する私たちが、それぞれの個性を生かしながら協働し、廿日市市でのアートをめぐる体験をより豊かにしていくような活動ができたら、と思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
海杜ホームページ内にはつかいちアートレゾナンスのページを設けましたので、ぜひチェックしてみてください!コンテンツは随時更新していく予定です。
谷川ゆき