10月に入り、いつの間にか秋の風を感じる季節となりました。
朝夕は次第に肌寒くなってきましたので、お体にはお気をつけてお過ごしください。
当館では、今年の春に開催された「香水瓶の至宝~祈りとメッセージ」展の
出品作241点のうち52点の香水瓶を常設展としてご紹介致しております。
今回は、私の大好きな19世紀の香水瓶を紹介致します!
《香水瓶》 ブシュロン社 フランス 1890-1900年
19世紀には、クリスタル製や宝石をちりばめた香水瓶が多く作られたそうです。
《香水瓶》 (オリーブ・エ・ミリレ) フランス 1860年頃
香水瓶の至宝の展覧会チラシの表紙を飾っていた香水瓶。
卵型のブラッドストーンに金銀細工を被せたもので、さらにその装飾の上には真珠やダイヤモンド、 ルビーなどの宝石がふんだんにあしらわれ、思わず見入ってしまう
ほどの美しさです。
《香水瓶》 フランス 1900年
葉のついた枝先にルビー、ピンク・サファイヤ、エメラルドがあしらわれ、
多色の花々を咲かせたデザインがとても素敵です。
いつもは受付に座っているのですが、時間を見つけては香水瓶展示室を訪れて
目の保養にしています。
お客様から「きれーい!」「初めてみたー!」という静かなつぶやきが
聞こえてきた時、とても嬉しく思うと同時に、「そうですよね!」と
心のなかで喝采している今日この頃です。
また、只今開催中の
「西南戦争浮世絵 さようなら、西郷どん」も残すところ10日となりました!
香水瓶とあわせて西南戦争浮世絵の世界もご堪能ください。