萩(ハギ)の季節になりました。
地面をはうように枝をのばし、
茎や葉に、ふわふわとした毛が生えているのはネコハギです。
もりひこ
波打つピンクの花びらに囲まれて、中央にまっすぐ立つ黄色と外側から内側に曲がる紫の2種類の雄しべがあります。
そのユニークな造形をした花が集まって房になり、重たそうに枝がしなっています。
サルスベリの先に見える建物は、フレンチレストラン、セイホウ・オンブラージュです。
もりひこ
久しい晴天の日。
杜の遊歩道(桜の園)から望む宮島の鳥居です↓
場所は変わりますが、
タカサゴユリが至るところで咲いており
皆、宮島の方角を向いていました。
これだけ同じ方向を向かれると
“自然”ではありますが、“不自然”に見えてきました…
(人が感じる、自然と不自然の違いってなんだろうと
ちょっと考えさせられました。)
また、ツクツクボウシの鳴き声が際立っていました。
ツクツクボウシは8月下旬から9月上旬頃にかけて元気よく鳴くようです。
学生の皆さんの場合は
ツクツクボウシの泣き声を聞いたら
宿題の心配をしなくてはいけないということですね。
N.T
かねてから気になっていた宇品にあるアンティークドールサロンに行ってきました。
こちらがアンティークドールサロンです。
かわいらしい建物です。
中に入ると素敵な椅子に座ったお人形さんたちがお出迎えしてくれます。なるほど、こういうお部屋ならアンティークドールがしっくりくるわけですね…!
お人形はもちろんたくさんいて、一人一人表情や纏っている雰囲気が違いました。きっとそういうところがアンティークの持つ魅力ですね。
こちらで教えていただいたのですが、このような陶器でできたフランスやドイツのお人形(ビスク・ドール)は、はじめ愛玩用というよりはファッションを宣伝・伝達する役割を担っていて、大人の女性の姿のものばかりで少女や子供の姿のお人形はなかったのだそうです。1855年のパリ万博に出品された日本の市松人形に影響され、子供の姿をした人形が作られ始めたとのこと。知りませんでした…驚きです。
アンティークドールサロンではお人形やその服などの販売のほか、病院、つまり修理もされるそうです。見るだけでももちろんOKとのことでした。是非宇品に行かれる際にはお立ち寄りを!
アンティークドールサロンHPはこちら↓
http://antique-ds.com/index.html
宇品といえば港、そして海ですので、外国の客船も入ってくる立派な港や、海の見えるおしゃれなカフェにも行きました!新しいものと、戦前からある建物やアンティークドールなどの古いものが混在している、ディープな宇品の魅力を味わいました。また探索に行きたいです。
ちなみに大学時代にお世話になった先生が、以前広島で働いておられ、当時は宇品にお住まいだったのだそうです。宇品がいかに面白い場所であるか、普段淡々とした先生が珍しく少し饒舌に話してらっしゃったことを覚えています。私の反応がいまいちだったのか(私が広島出身であるにも関わらず)、そこまで話は発展しませんでした。
でも、今なら先生と少しは話が続けられる気がします。先生が宇品の街で潜水服が売られているのを見つけた話、今度はもっと興味を持って聞こうと思います。
また、広島県の方にも他県の方にも是非知っていただきたいのがこちら。広島の海の玄関・広島港ターミナルは、広島や近隣県の観光のチラシがとても充実しています。各地の名所や美術館はもちろん、伝統芸能などの情報もこちらで入手できます。
当館のチラシもおいてくださっています!見つけられますか?
またどこかに遊びに行ったらブログでお知らせさせていただきます。
でもたまには学芸員らしく作品の解説をしようかなとも思います。私もきちんと竹内栖鳳展の準備をしていますので!
森下麻衣子