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香水瓶展示室 2022年3月19日(土)~5月15日(日)

【趣 旨】

本展示室は、海の見える杜美術館が長年にわたり収集および調査をしてまいりました香水瓶コレクションから、時代や地域ごとに分けた、選りすぐりの香水瓶の数々を、いつでもご覧いただけますよう開設されました。

穏やかな瀬戸内海を望む窓のある小部屋を一周すると、香りと信仰が結びついていた、はるか古代エジプトから今日の名香容器に至るまでの、香水瓶の歴史が一望できることでしょう。

いつの世にも人々に慈しまれてきた香水瓶は、その時代の社会や思想、個人の美意識を映し出しています。悠久の時を越えて、様々な地域からここへと一堂に会しました美しき小さな器たちが、私たちに語りかける物語をぜひご堪能くださいませ。


【展示概要 & 主な出品作品】

Ⅰ. 古代

《奉献用容器》
エジプト
古王国時代
《7つの聖油パレット》
エジプト
古王国時代
《アリュバロス》
ギリシャ、コリント
紀元前6世紀

Ⅱ. 17世紀

《ポマンダー》
ドイツ
1630年頃
《香水瓶》
イタリア、ヴェネツィア
1690年頃
ベルナール・ペロ(1640-1709)
《香水瓶》
フランス、オルレアン
1680〜1709年

Ⅲ. 18世紀

《双口セント・ボトル》
DOUBLE SCENT BOTTLE
イギリス、チェルシー
1755年頃軟質磁器、
金属に金メッキ
《ネセセール》
イギリス
1760〜1765年頃
《セント・ボトル》
イギリス、バーミンガム
1765年

Ⅳ. 19世紀

ブシュロン社
《香水瓶》
フランス 1890-1900年
《香水瓶》
フランス
1820年頃
ファベルジェ社
ロシア、サンクトペテルブルク
1890年頃 ゲオルギオス1世旧蔵

Ⅴ. 第二次世界大戦前

クラミー社
香水瓶《ヤグルマギク》
デザイン:リュシアン・ガイヤール
1913年
ゲラン社
香水瓶《蝶ネクタイ》
デザイン:レイモン・ゲランおよびジャン=ミシェル・フランク
1937年
スキャパレリ社
香水瓶《ショッキング》
デザイン:レオノール・フィニおよびピエール・カマン
1937年

Ⅵ. 第二次世界大戦後

キャロン社
香水瓶《プール・ユンヌ・ファム》
デザイン:フレデリコ・レストレポ
2009年

香水瓶の至宝 〜祈りとメッセージ〜 Perfume Bottle Masterpieces: Message and Expressions of Prayer

製作年:2018年
価 格:2,750円(税込)
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